現代の転職が当たり前の世の中で、異業種への転職を考える人も少なくないでしょう。
異業種転職には大きく分けて2種類存在します。
それぞれで転職での難易度も異なってきますので注意が必要です。
(1)類似業界での転職
例えば、建築の設計職として働いていた人が現場監督として働く場合などが当てはまります。
これまでのキャリアを生かしながら次の職場で仕事ができるのでキャリアアップが期待できます。
基本的に異業種転職をする場合は給与アップも狙える関連業界で転職するのがオススメです。
(2)異業界での転職
例えば、システムエンジニアとして働いていた人が人材系の営業職へ転職するなど、これまでのキャリアとは全く別の業界や職種に転職することが当てはまります。
この場合、これまでのキャリアはある程度放棄して新しくキャリアをスタートするといったイメージに近いため、前職の給与よりは下がってしまうことは覚悟しましょう。
私も新卒の会社を2年で辞めて営業職に転職した際は、元の給与より手取りが3万円程下がりました。しかし、それでもやりたいことや実現したいことがあったので全く気にも止めませんでした。
実際、月に3万円減るって結構痛手ですがね(笑)
類似業界への転職の場合は難易度はある程度のスキルがあれば難易度は高くありません。履歴書や面接の場でこれまでやってきたことをその会社でどう活かせるかをアピールできればすんなりと通過できるといえます。
一方で、異業種への転職の場合は難易度はグッと上がります。この場合のポイントを2点ご紹介します!
■異業界への転職する際のポイント
①年齢
20代と比較して30代以上の難易度は非常に高いです。
企業側としては未経験の人を採用する際、会社でこれから成長して活躍してくれるだろうというポテンシャルの高い人を採用したいと考えます。
ある意味では、会社が扱いやすく染まってくれやすそうな人が欲しいと言い換えれるかもしれません。
以前、面接の時に人事担当者に「なぜ20代の第二新卒の採用をするのですか?」と質問をしたことがあります。その際、「何事においても30代を超えるとクセが治りにくいから」と回答されたことがあります。
当然全てに当てはまる訳ではないと思いますが、「なるほどな」と少し共感したのを覚えています。
ここで言えるのは、ジョブチェンジを考えるのであれば早い方が有利ということは言えるでしょう。
②エージェントを上手く使う
どの職種に転職しようかな?と悩んでいる人は特にエージェントを使ってどんな職種が向いているのか等アドバイスを求めましょう。
ただ、実際に気になる会社に応募する際はエージェントを使わず個人で直接その会社に応募する方がオススメです。
その理由はエージェントの仕組みに関係しています。
エージェントは企業に対して「1人紹介して採用できたら○万円支払う」といった契約を結んでいます。およそ初任給の2ヶ月〜3ヶ月分が成果報酬として支払うことになっているため、50万円〜80万円ほどのお金が動くイメージです。逆にいうと、企業側は1人エージェントを介して採用した場合、そのお金をエージェントに支払うことになります。
しかし、もしエージェントを介さずに直接応募した場合はどうでしょう?
企業からしたら費用はほとんどかけずに1名を採用することができます。
あなたがもし企業側の立場だったら、未経験のポテンシャル採用をエージェントでするより、どうせお金がかかるなら経験者で即戦力になる人が採用したい!と思いませんか?
なので、未経験で特に実力値以上の会社にトライしようと思った場合、エージェントを介して挑戦するよりも直接応募をしたほうが通過率が高いといえます。
是非、異業種への転職をお考えの際には上記2点必ず気を付けて頂きたいです!
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